こども「家庭」庁

変な命名出す。いったいどんな業務をする行政機関なのですか。こども庁とすればいいところになぜ「家庭」をくっつけたのでしょう。考えられることは自民党右派の圧力。そして、その背後にある右翼的な人々の投票行動ではありませんか。

彼らの大切なのは家父長的社会構造の復活です。彼ら改憲勢力の狙いは憲法24条です。日本国憲法により婚姻が両性の合意のみ、という文言を変えたくて仕方がないのです。彼らの復活させたい家父長制は天皇制の問題ともリンクします。事実、女系天皇女性天皇に対するアレルギーは大変です。

家庭にすべてを押し付けていく仕組みは為政者にとってはとても安上がりで、都合のいいものです。

しかし、現実はそういう社会構造に戻すことは大変難しいはずです。

「昔は良かった」と年配者が右翼化しています。本当に年配者の生活していた時代はそんなに良かったのですか。ゴミは散乱し、大人はどこでも唾を吐く、なんでも川に捨ててしまう。洗剤で川の堰が泡立っていた時代のどこがいいなですか。そして、彼らは年金をたっぷり懐に入れて、離そうとしません。経済は停滞してしまう原因です。

 

家父長的社会構造の始まりに平安時代の後半から鎌倉時代の「武士」の「家」というものが関係あります。教科書でいうと「惣領制」という言葉がしっかりしますか?

しかし、南北朝以降、こういうものに混乱が起きた歴史を、ご存知でしょうか。南北朝室町時代の理解が難しいのはその辺にもあるのです。

天皇制においても「万世一系」という考え方は明治政府が、流布したものであり、天皇制の学習をすれば女系天皇女性天皇の実例はいくつも挙げられます。

ただ中央集権国家の建設を目指した明治政府にとって家父長制は大変に都合の良い制度だったのです。戸籍という形で、国民を、まとめて仕舞えば、効率よく支配ができたのです。だから現代のLGBDなど彼らにとっては、とんでもない話であり、G7でも岸田総理は各国の話をまとめることができるでしょうか。

基本的に票田になる高齢者へ偏った政治を長年続けてきました。そして、少子化で自分たちの票にならない若者は追いやられてきました。

つい最近、NHKeテレで「真剣10代しゃべり場リターンズ」が始まりました。かつて、糸井重里氏がMCとなって10代の若者がものをいう形で場がありました。一定の支持がありました。しかし、今の若者にはSNSがありますが、やはり生身で話し合う場所が必要なのではないでしょうか。