横浜市ふるさと歴史財団の五味文彦先生の本に「枕草子の歴史学」という、本が出されています。
「春はあけぼの…ま」とありますが、字句の解説ではなく、その時のシュチュエーションは について、想像を巡らせてみる。例えば、前の夜から一緒にいた男性が隣にいたら…。
そういう入り方をしたら、生徒はどういう理解が起きるのだろうか。
妙に生々しくならないだろうか。
社会科もいかにそこに生きる人の視点が入ることで変わってくると思う。年号を暗記することに血道をあげるのてなく、もっと生身の人間が出てこないだろうか。
中学、高校で古典があまり好きになれなかった理由がかいま見られてきた気がします。古典というとテストで問われるのが、文法です。
しかし、それはあまりにも一面的すぎませんか。それぞれの時代背景、文化・風土が学生時代には見えて来なかったと思います。
そういう肉付けのある授業は、机の上で受験参考書だけでは限界があると思う。私は寺尾中当時に仲間とさまざまな旅行したことはその後の授業にとって血と肉になったと思います。