敏雄さん

苦戦した7ヶ月が終わり、新しい学年がはじまった。最初の校外行事は自然教室です。蓼科高原での自然教室がはじまった。自然教室を前に2泊3日のネイチャーゲームに参加した。優しい気持ちになれる3日間でした。

いよいよ自然教室。蓼科高原ホテルに泊まりかつどうが始まりました。近くの池の座禅草が顔をだしてましあ。2日目、メインの蓼科山登山です。山登りはあまり得意ではありませんでした。一歩ずつ上がっていると、「敏雄さん、頑張って」と声が上からかかりました。声の主は私のクラスの学級委員の神林さんでした。小さなからだですが、とてもエネルギッシュな生徒でした。そんな声の掛け方をされたのは初めてだったので、力が沸いて、どんどん上へ上へと上がっていきました.森林限界を超えて瓦礫を慎重にに踏みながら頂上へ向かいました。蓼科山の.頂上は少し広くなっていて、ほぼ学年全体が展開できるようでした。あゝ、あちらの方向が赤岳かなと眺めていました.そして、下山。登るより降りる方が足元に気を遣いました。

キャンプファイヤーが始まりました。エールマスターは戸崎先生です。事前に戸崎先生につれられて、旭区の大池公園でのキャンプファイヤーの講習で戸崎先生は講師役でした。

今回のキャンプファイヤーもとても見事な司会運営でした。私のクラスの発表です。男子たちがいろいろと仕組んでいました。

出し物はや、「マインチックマチコ先生」です。寸劇進んで、マチコ先生役の男子が女子テニス部からスコートを借りてきて履いてました。そして、男子たちが飯盒炊爨で使ったうちわを持ってマチコ先生役の男子をとりかこみます。そして、一斉に風をおくりました。マチコ先生役の男子は「イヤーン、マイッチング」と言ってスコートをおさえたところで大爆笑です。もちろん女性の先生方の顰蹙を買いましたが、とにかく楽しい発表でした。

キャンプファイヤーのシメは沢野先生の「悲しみは雪のように」でした。

この自然教室を境に何か私も楽しいクラス経営が始まりました。

そして、文化祭にシーズンを迎え、合唱コンクールとなりました。このクラスは男声がとても伸びやかな声をしていました。特にマチコ先生役を演じた中沢くんの最後のテノールが素晴らしかったです。

合唱コンクールは音楽科の山田先生のクラスと私のクラスの争いになりました。山田先生のクラスにはソプラノに真澄がいます。その伸びる声はとても素晴らしかったです。しかし、負けずに中沢を中心とした男声陣の団結は素晴らしかったです。

結果はほんの僅差でした。集計結果を見た途端、クラスに向けて、ガッツポーズをするとクラスは一気に盛り上がりました.