葬式ごっこ

2年の文化祭で映画制作をすることになりました。クラスの中に放送部がいて、編集を任せらます。しかも当時最先端のクロマキイ合成を駆使して、制作しようと張り切っていました。しかし、出来上がってきた脚本は少女マンガの世界でした。

それぞれこの世に絶望した若者が自殺して、雲の上で天使の審判を受けるものでした。態度が生意気だと取り囲まれて、たたかったとき、相手の出した刃物で無くなった子、サッカーが大好きなのに怪我でサッカーができなくなって絶望した子、教室に自分の席に向かうと白い花が一輪、花瓶にはいっていました。そこへいじめっ子とその取り巻きが取り囲んで、女の子の頭から花瓶の水をかけました。女の子は絶望して、教室を出ていき次察します。それはまったく私の初任の頃に起きた「葬式ごっこ」そのものでショックを受けました。しかし。ほんばんでもそのシーンは流れてしまいました。私のクラス経営に問題を抱えてしまいました。あくまでも自主映画というフィクションの世界で会っても、それを担任として許してしまったことは残念なことでした。

DVDに焼き直しましたが、画質は悪く、ほとんど音声が届いていませんでした。

ちなみにサッカー少年役を演じていたのは中学2年生の向井理です。