ジャニーズ事務所だけない日本の深い病巣

ジャニーズ事務所の件でまた芸能記者が出張っているが、彼らのような類が顔を出すと問題の本質から逸れる。私も教職30年でジャニーズ事務所のタレントとの関わり合いは3回あった。どれも品性が下劣で周囲に悪影響を与えていた。事務所としての人間教育がまったくされいない、ただ背が高くてイケメンで…。

何より彼らに共通していたのは弱い者いじめの気質である。そういう環境の中生きてきたのだろう。あのSMAPの連中すら、あるオーディションへボンタンで行って、さすがに帰されたことがあるそうだ。そういう人気者の夢をぶち壊しているわけだが、その体質の頭にジャニー氏がいて右へ習えのピラミッド構造が窺われる。全員がそうなのかはわからないが、私にはそんな臭いがする。

次の日本史の授業で総理大臣を一番多く出しているはどこの県ですか?から始めようとPowerPointのシートを作っている。その中でも在任期間が一番長かった総理大臣は政治学部に所属していながら必修の政治学の講義に一度も出席せず、卒業したそうだ。周りからは裏口入力は聞いたことがあるけれど裏口卒業があるなんてと学校内では有名な話である。これからIT時代を迎えるにあたってパソコンを開いたこともない大臣を任命していまうなど起きる大きな原因の一つに間違いなく議員の世襲があると思う。本当に国会議員として働ける議員を選んでいない。イギリスでもそういう弊害に対して100年前に世襲を許さない制度を作っている。世襲されれば地元の有力者との癒着が生まれ権力の格差が起きて、投票率だこの権力にすり寄る御用がくさらはふきってあがるはずがない。議員が家職になれば、何も勉強せずとも順送りで大臣になっていくシステムが生まれる。後援会も当然見返りを求めて群がっている。こうして格差社会が発展する。気をつけなければいけないのは学者の中にも権力に擦り寄って自分の理想を実現しようという学者もいる。しかし、小泉政権で力を振るった大臣は明らかに自分の利権を作って、いまも、その利権を広げようとしている。

その一方で彼の新自由主義は日本の格差社会を広げていった。

そういう意味で東京五輪に群がった広告代理店もその構造の中にあるだろう。ただそこで働かされているま人々の人権は悲惨な事件も生んでいる。スポーツ選手を食い物にして、ここでも大きな金が動いていた.。その頂点にいた人物はセクハラ発言で交代したが。しかし、彼の利権の構造は揺るがない。総理在任中にどんな判断ミスをして、総理は辞めさせられても揺るがない。むしろ彼の代理で五輪の組織委員長になった女性議員は彼の選挙区に銅像を立てる発起人に名を連ねている。

 

今の政権の欺瞞は戊辰戦争での相楽総三の一件がら何も変わっていない。口先だけいいことを言わせて、後は先頭にいたものが都合悪くなれば首を刎ねてします。後ろで動いている者には痛くも痒くもいのです。

だけどこういう世の中に抗議し続ける気持ちはいつまでも持っていたいと思ってます。