やはり足を見てしまう。

日本チアリーディング選手権を見ています。私の目はは選手の足、特に太ももを見てしまいます。セクハラだと言われかねませんが私の教え子たちはきっとわかってくれていると思います。なぜ浜中が急速に力をつけられたか。それは足の練習から入っていたからです。初めての関東大会で茨城県国府中の一年生の大橋にとても失礼な言葉を言われたことが一つのバネになりました。ちょうどその時、浜中にも純子と由佳という将来性豊かな生徒が入ってました。3年生のなった時には追いついてやろうと思っていました。ヨネックスの広報の方も一年生で県大会で活躍する純子と由佳を見て、国府中と連絡をとってくれて、茨城遠征に出かけました。周りの先生方の多くはなんてうまいのだろう。と言っていましたが、本人たちに聞けばわかります。私は技術指導はしたません。ひたすらコートを意識して素早く動くことに専念していました。さまざまなスポーツを経験して入ってきた純子は最初からしっかりした土台が出来たました。由佳は確かにセンスは良い。しかし、まずは基本的な足作りが大切でした。それもただ走っていて足腰はできません。特にバドミントンは瞬発力です。目先にとらわれない練習が必要だったと思います。ある先生は誰かが試合に負けるとチーム全員でコートの周りを兎跳びをさせていましたが、あれは単なる威嚇です。さらに兎跳びという練習が膝の故障になります。また、ダラダラと走らせっぱなしにしておくのも時間の無駄です。そんな時間があればフットワーク練習を目の前でさせた方がどれだけ効果があるかはわかると思います。

このチアの選手たちは中学の時には別の競技をやっていたか、全く運動していなかった生徒も多くいると思います。それをあのレベルまでおしえこんでしまう。指導者の力量は大変なものだと感心します。出場チームの中に男女混合のチームがありました。双方の良さが合わされればと周囲は簡単に言いますが、指導者も選手もいろいろと乗り越える課題は

たくさんあったと思います。

そしてこれは私にはできない指導ですが、笑顔のしどう。心からその演技を楽しめなくては出てこないことです。いつも新体操部が隣にいて、指導されている姿を見て、こんな顧問になれたら良いなと思ったました。私の場合は、たとえ試合に勝っても重箱の隅を突くような言い方ばかりしてました。生徒が恵まれていて、目標も明確だったから頑張ってくれたのかな?だけど勝たせられなかった悔しさは40年以上経っているのに申し訳ない気持ちが溢れてしまいます。おかしいことに負けた試合の夢は繰り返して見るのですよ。あの時、こうすれば、ああすればと反省ばかり浮かんできます。