男性の性被害

私を知っている人からしたら驚かれる話ですが、私も尊敬していた方から性被害を受けた経験があります。合宿で布団をめくってお尻を触られる。という、他の人から見ればたいしたことのない話ですが、私の中にはずっと刻まれた記憶です。その際、私は身体を捻って避けて手を避けましたが、その晩はまんじりとして眠れなかったことを覚えています。もし、このブログを見ている方から見ればそんなこと…かもしれませんが、私を引き上げてくれた恩人に当たる先生のことなので誰にも相談しようがありませんでした。これを今打ち明けても何の解決にはならないことも私は承知しています.その後、その先生とは何もなかったかのようにお付き合いさせていただいていました。しかし、私の心の中にはずっと棘のように刺さっていました。「裏切られた」という思いと、もしかして、同じような被害を受けている人がいたのではないか、という疑念がずっと続いていて、やるせない気持ちを残してしまいました。ジャニーズの性被害が話題になっています。私はたまたま教え子にジャニーズ事務所に所属している生徒を何人か教えてきています。これはジャニーズすべてがそうだとは言いませんが、少なくとも私が出会った生徒たちは一応にいじめる側にいました。少なくとも人間としてやってはいけないことの教育がなされていない印象を持っています。ある意味「体育会系」の悪いところが彼らからは感じました。クラスのヒエラルヒーの頂点に君臨しようとしてました。困ることにこの生徒たちは私にとても懐いていたのです。もしかすると私の中の「体育会系」の匂いを感じていたのかもしれません。そして、今も私にはその匂いが抜けないところがあると思います。お互いにマウントを取り合う関係です。「はい、かYES」しかない関係性が私にはあります。抜け出せない関係性です。おかしいと感じても「白いものを黒と言われれれば黒」になっている関係は存在しています。だからあざみ野で見えてしまったのですね。どんなに可愛く隠していてもその匂いが私には感じたのでしょう。一年から三年まで同じ練習を淡々とさせるのは容易ではありませんでした。私から見れば一年であろうと三年であろうとジュニア出身者であってもできていないものはできていないのです。私の練習を素直にやっていた一年の方ができる場合もあります。実力勝負の世界を導入しました。それゆえにジュニア出身者は逃げて行きました。