冷たくなる季節

朝起きて、風邪っぽいので葛根湯を飲みました。そこからが地獄でした。センター南までは行けましたが、グリーンラインの車中の記憶もなく、目黒線もたまたま隣に乗ってる方が目黒駅で声をかけてくれたので降りることができました。そして、現場までの道。5歩歩いては息を整え、歩いて行きました。

仕事モードに入れば別人になれました。いったい何だったのでしょう。

昨日の大河は瀬名ショックでNHK➕を見られず…

 

夏に営業活動が盛んになる役者さんに稲川淳二さんがいます。見たくないのに見てしまう。ホラーの話。

 

妹が非常に感受性が強く、母方の祖父の葬儀で、いきなり「酒をもってこい」と言い始めました。祖母が気がついてカップ酒を備えました。

 

私にはそんなこと関係ないと思っていたら、とんでもない出来事が起きてしまいました。父の命がもうこの夜限りと思い、ベットの隣の椅子で寝ずの番をしていました。その時、病室の四隅に気配を感じました。姿を見ることはできませんでしたが、私の頭の中で白い包帯に包まれた人間か立っている姿がはっきりと浮かんでいました。私は寝てはいけない。と頑張り続けました。朝が来て、家族も起きてきました。私に急に眠気が襲いました。その瞬間。心電図の音がなりました。後は看護師や医師が駆けつけます。私はただ茫然と立っていました。

 

稲川淳二さんのネタで鎌倉と逗子を最短で抜けるトンネルがあります。小坪トンネルと言います。このトンネルの真上に火葬場があります。私は霊柩車に乗って父の位牌を持って先頭を走っていました。小さな時から歩いてきた道です。どこに行くのか、私はわかってしまいました.小坪トンネルの上の火葬場です。父はとても無念な死に方をしました。これからやりたいこと、守りたいことがたくさんあるのに…。父は片目が最後までつぶることなく、骨になってしまいました.

小坪トンネルはそんな思いが漂っているトンネルです。私は横浜トヨペット鎌倉営業所に配属され、逗子市を担当することになりました。車で移動する時、ここを通るのが最短です。しかし、なかなか通れないのです。

稲川さんの話の中に小坪トンネルの話があります。何人かで車に乗って小坪トンネルを走っていくといきなり急ブレーキを踏みます。フロントガラスに真っ赤な手形が二つ大きな音を立てて、べったりくっついたそうです。

 

私は鎌倉研究も一つのフィールドです。避けて通れない話ばかりです。

 

しかし、紫陽花の隠れた名所をご存知ですか?この小坪トンネルのすぐそばに曼荼羅堂というところがあります。手付かずの鮮やかな紫陽花がさいています。しかし、その紫陽花のすぐ後ろは鎌倉時代の「やぐら」が並んでいます。「やぐら」とは狭い鎌倉の中で人々が崖を削って作った墓地です。これ以上美しいものはありません。

 

怖い話は百遍言ったら本当になるといいます。

 

追記 私は今、両目をつぶって逝けるだろつか。