仮装大賞

今晩は「欽ちゃんの仮装大賞」を見ています。3年ぶりだそうです。欽ちゃんは大分お年を召してしまいましたが。この人は日本のお茶の間に欠かせない人だと思います。

教員の現役時代にいつか仮装大賞を学級発表でやってみたいと思って毎回、録画していました。それが花を咲かせたのは日吉台の7年目のクラス。過去の録画を繰り返して見て自分たちならできそうな出し物を選びました。「一人ボクシング」、や「花と蝶」、「ギロチン」などそれぞれに工夫を凝らしました。中でも一番大掛かりだったのは得点表作りでした。ハシゴに紙を貼って、穴を開けてそこから顔が出るようにします。そして、顔に赤い絵の具を塗った生徒が順々に顔を上げていくという仮想です。

一生懸命に20人分の顔がでるハシゴてきました。格技場へ搬出する日が来ました。そこで問題が起きました。ハシゴが長すぎて教室のドアからでないこです。すぐ技術科の先生の教室へ行って蝶番をもらい、ハシゴを二つに折れるようにしてやっと教室から搬出して階段を降りて、格技場に運び入れました。それぞれの担当になった生徒は家でどんな演技をするか、一生懸命考えて取り組んだそうです。

学校の体育館は客席より高い所にあるので何をやっているのか伝わらないものもあったかもしれませんが私は一人一人の取り組みに満足できました。生徒もそれぞれに精一杯やった顔をしていました。

その時の日吉台は落ち着きを取り戻したところでした。客席から笑い声をもらえたことでクラスの生徒たちの励みになりました。クラス全員による一作品を引っ提げて本物の仮装大賞に挑戦しようとこえもあがりました。何度かテレビの録画を見ましたが、残念ながらいいアイデアは浮かびませんでした。ただそういうクラスの雰囲気はとても良いものでした。