千秋君の苦悩

のだめカンタービレで大学の学園祭で弾いていた曲を覚えていますか?ラフマニノフピアノ協奏曲第2番です。最初からピアノの重い始まりからオーケストラが主題を奏でていきます。あの部分は、私には演奏会に失敗したことから始まるラフマニノフのまるでのたうち回るような前奏に聴こえてきます。苦悩のそこに沈んだラフマニノフ催眠療法で「あなたはピアノ協奏曲を書く」と繰り返し暗示されてこの曲が生まれたと言われています。のだめカンタービレのちあき君は人知らぬ苦悩を抱えていた。

そして最終楽章「終わるのは嫌だ」と心の中で叫びながら、最後まで弾き終わる。その苦悩をのだめが受け止めている様子がそんな背景を考えながらのだめを見ていると作者の二ノ宮先生がのだめのストーリーと選曲があまりにも絶妙で何度も見返すたび、ここでこの曲がくる。と胸がいっぱいになる場面がいくつもあります。

よく見ているYouTubeで「厳選クラシックちゃんねる」を聴いています。何気なく食事中に流している。