深夜食堂

小林稔主演の深夜テレビ番組。第一話はタコウィンナーの話だった。第二話はねこまんまの話。深夜の繁華街のはずれに店がある。メニューは豚汁定食だけ.しかし、何か頼みたいものかわかれば材料さえあればなんでも作るよ.という店である。

開店は夜の12時だが結構繁盛している。常連客の一人に松重豊さんがヤクザの役で出ている。松重さんといえば「孤独のグルメ」がヒットしているが、なぜか私はこの番組が好きである。第一話の冒頭から安藤玉恵さん演じるストリップ小屋のシーンから始まるのではっきり言って好き嫌いのある番組だろう。ただ私はこの食堂に集まってくる人たちが好きである。こうした人たちに支えられている。グルメ番組ではない。人間模様の番組である。

野毛の場外馬券場のあったところにストリップ劇場があった。渡って松葉寿司の裏へ行くと日活ポルノを上映している映画館がある。

あぶ刑事で柴田恭兵が疾走する大岡川の河畔は伊勢佐木町の整備された町並みになるが、その反対側は全く違う風景になるけどそれが横浜のもう一つ顔。第三話はお茶漬けシスターズの話。「純愛」を巡って3人の女性の話が絡み合う。

私も浜中当時、仕事が深夜を超える頃になると先輩の先生に連れ歩いてもらった。

野毛からずいぶん離れるがめちゃくちゃ辛いカレーの店があったのも思い出す。辛さの加減が「アイガー」とか「エベレスト」という名前でご飯は

飯盒に入って出てきた。

横浜の繁華街まで足を足を運ばなくなってしまったので今頃どうしてるいるかな?

第四話はAV男優さんとポテトサラダの話。しかし、その後、AV男優さんの哀しい過去の話が続いていく。そして、その母親が認知症になって初めて故郷へ帰る話。

おすすめの番組ではありません。ただ私は時々、妙に見たくなります。忘れてはいけない世界の話に思えません。

私はたまたまそういう学校の教師の経験はなかったが、浜中で一緒だった先生が転勤してそういう地域の学校へ行かれて苦労された話を聞きました。

ある意味で表舞台を歩かせていただいた教師人生だったのでしょうか。虹中へ行くと、夜間中学校の教室がありました。一度、そういう経験をしても良かったのかな、と思うこともあります。

リハビリ中にさまざまな障害を抱えつつ、厳しい境遇に生きている人たちにあって、私は恵まれてるのだな、と思って暮らしていた。

今の我が家は綱渡りの家計の中で暮らしている。こういう番組を見ながら小市民の心を落ち着けている。